외래어 사용실태에 관한 한일대조연구
- Alternative Title
- 外来語の使用実態に関する日韓対照研究:現代文学作品対訳版の分析を基に
- Abstract
- 本研究は、日本語と韓国語の対訳小説における外来語の使用回数を抽出、集計した上で、両言語に占める外来語の割合、受容、様相について明らかにすることが目的である。
研究の結果、4作品・日本語版、韓国語版における外来語の使用頻度は、「異なり語数」では、日本語版の方に差はあるものの、「延べ語数」では両言語に大差は見られなかった。結果を大きく5つに分けて報告する。まず、①『原語別』では、両言語ともに英語からの借用が最も多いことが分かった。次に②『表記のゆれ』は、日本語は現代外来語の中心的なゆれが散見されたが、韓国語の方は見られなかった。これは、韓国語で使用される外来語のハングル表記がより明確に規定されているからであると推測する。そして、③『語種別』に見ると「短縮語」の場合、省略形態は両言語ともに「後略」が大半を占めていた。また、短縮語の使用頻度は、日本語の方が圧倒的に多かったのに対し、韓国語の場合、ほとんどが省略なしの外来語、ハングル、漢語が使用されていた。次に「和製外来語・韓製外来語」においては、日本語の方が日本語独自の和製外来語による使用が圧倒的に多かった。これに対し、韓国語の方は外来語、ハングル、漢語、混種語が使用されていた。また、新傾向として「混種語」を原語に置き換える傾向も僅かながら見られた。④『意味分野別』では、両言語ともに「物品」が最も高い割合を占めていた。さらに下位分野の中分類では、日本語は「建物」、韓国語は「機械」という結果であった。この結果から、両国の経済発展によって、外国からの新しい技術の導入に伴い、両言語に多くの外来語が入り定着したためであると考えられる。最後に⑤『異なる意味範囲』については、4作品における使用頻度の高い上位100語の中から3語に焦点をあて分析を行った。その結果、両言語間で辞書的意味・明示的意味だけではなく、実際に使用される副次的意味・暗示的意味、いわゆる語感のずれが見られた。ずれをもたらす要因は、社会的背景、さらには文化的な相違との関連性があることも明らかとなった。
- Author(s)
- 키시모토 마리코
- Issued Date
- 2020
- Awarded Date
- 2020. 8
- Type
- Dissertation
- Keyword
- 外来語 使用実態 対照研究 現代文学 対訳
- Publisher
- 부경대학교
- URI
- https://repository.pknu.ac.kr:8443/handle/2021.oak/2584
http://pknu.dcollection.net/common/orgView/200000337799
- Alternative Author(s)
- KISHIMOTO MARIKO
- Affiliation
- 부경대학교 대학원
- Department
- 대학원 일어일문학과
- Advisor
- 손동주
- Table Of Contents
- 序章 1
第1節 研究目的と背景 1
第2節 外来語の概念規定 4
2.1 外来語の定義 4
2.2 外来語の歴史と表記 5
第3節 先行研究と本研究の意義 7
3.1 日本語における外来語に関する研究 7
3.2 韓国語における外来語に関する研究 8
3.3 日韓両言語における外来語の対照研究 9
3.4 先行研究の問題点と課題および本研究の意義 10
第4節 調査概要 12
4.1 調査対象 12
4.2 日本語の語種の分類と基準 13
4.3 韓国語の語種の分類と基準 14
第1章 外来語の量および品詞の比較 15
第1節 外来語の計量的分析 15
1.1 日本語における外来語と非外来語のカタカナ語の量と特徴 15
1.2 韓国語における外来語の量と特徴 16
1.3 日韓両言語における外来語の量的比較 18
1.4 日韓両言語における使用頻度の高い外来語の特徴と比較 19
第2節 外来語の品詞別集計と表記 28
2.1 日韓両言語における外来語の品詞別集計と語種の比較 28
2.2 外来語表記とゆれ 31
第3節 外来語の原語別分類と比較 34
3.1 日本語における外来語の借用と量的推移 34
3.2 日韓両言語における外来語の原語別分類と比較 37
第2章 外来語の意味分野 39
第1節 日韓両言語における外来語の意味分野 39
1.1 日本語における外来語の意味分野別の分類 40
1.2 韓国語における外来語の意味分野別の分類 42
1.3 日韓両言語における外来語の意味分野の比較と分析 44
第2節 日韓両言語における外来語の意味範囲 47
2.1 日韓両言語における原語と語義の異なる外来語の比較 47
2.2 日韓両言語における意味範囲の異なる外来語の定義 49
2.3 日韓両言語における意味範囲の異なる外来語の比較と分析 55
第3章 外来語の語構造 63
第1節 外来語の短縮語の語構造 63
1.1 日本語における外来語の短縮語 64
1.2 韓国語における外来語の短縮語 66
1.3 日韓両言語における外来語の短縮語の比較 67
第2節 和製外来語・韓製外来語・混種語の語構造 71
2.1 和製英語・韓製英語における語構造 71
2.2 和製外来語・韓製外来語・混種語における語構造 74
第4章 語種の観点から見た2020年現在の言葉の変化 78
第1節 現代語における外来語の位置について 78
1.1 現代語における外来語の位置と特徴 78
終章 まとめと今後の課題 81
参考文献 82
資料 86
1.意味分野別分類表 87
2.日本語資料 98
3.韓国語資料 135
- Degree
- Master
-
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- 대학원 > 일어일문학과
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